MACのパソコンは、ウインドウズに比べて「ウィルスに感染しにくいので、セキュリティソフトは不要」と噂で耳にすることがあります。
では本当に、MACのパソコンはウィルスに感染しないのでしょうか。
今回はその是非について明らかにするとともにMACにおけるウィルスセキュリティ対策を説明してきます!
MACに感染するウィルスが存在しているという事実
そもそも「MACに感染する可能性のあるウィルスは存在するのでしょうか?」
アメリカのセキュリティ会社のマカフィーの資料によると、2016年の四半期で約45万種類のウィルスを検知しているとのことです。
グラフを見ていただくとわかりますが、2016年の前の四半期が15万種類以下ですので、MACに感染するウィルスが3倍以上に増えていることがわかります。
また、2015年からの推移をみると、ずっと増え続けていることも事実のようですね。
MACを対象としたウィルスの数は圧倒的に少ないという事実も
同じ、マカフィー社の別のレポートには、全てのウィルスの数は6億2〜3千存在しているという報告もあります。
総数から考えると、約45万種のMACを対象としたウィルスは0.1%以下であることがわかります。
こちらも、時間が経過する毎に増え続けています。
MACは、ウィルスを防ぐ為のセキュリティ機能が搭載されていると言われています。
しかし、事実、ウィルスは存在しているので、対策は不要である!とは言い切れません。
実際に被害に合うと元の環境に戻すために、時間もお金もかかります。
ウィルスに感染した場合、
- クレジットカードの情報を盗まれてしまう
- お客様の情報が漏洩してしまい、損害賠償を請求されてしまう
- 大事な資料データが盗まれてしまう
などの被害を受ける可能性があります。
また、MACのパソコンそのものを紛失してしまった場合に、データを盗まれてしまう可能性も否定できません。
大きな被害に繋がる可能性がありますので、MACのパソコンもセキュリティ対策をしておくことをおすすめします。
今すぐできる、MACのウィルス対策について
OSは常に最新版にアップデートすること
システムアップデートがあれば、自動的に知らせてくれるように設定しておきましょう。
ブラウザを最新版にすること
ブラウザも常に最新版にしておくことで、例えば、ブラウザのバグを介して攻撃されるリスクを減らすことができます。
ファイアウォールを設定する
macOSには、ファイアウォールの機能があります。
機能を有効にすることで、外部からの通信を防ぐことができます。
ファイアウォールは、「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」>「ファイアウォール」から設定できます。
JavaやFlashを常に最新にする
Java、Flashの最新版へのアップデートも重要です。
今回はウィルス対策を4つご紹介いたしました。そのほかにセキュリティ対策する設定などは多くあります。こちらの記事で無料かつ簡単に設定ができるものをご紹介しているので、ご一緒にお読みくださいませ。
《今すぐできる!》無料で簡単なMACのパソコンのセキュリティ設定方法をご紹介
まとめ
いかがでしたでしょうか。
PCのセキュリティ対策において、MACを対象としたウィルスは少ないです。
しかしながら、ウィルスが存在して増え続けていることも事実です。
「MACだから不要」であるとは言えませんので、特に大事な情報を扱っている方はセキュリティ対策をしてみてはいかがでしょうか。
また、外出先のフリーwifiを活用するという方も増えている中、ここにも情報流出などの危険が潜んでおります。よくフリーwifiをご利用される方はこちらの記事を合わせてお読みいただくことをオススメいたします。
『設定できてますか?』macでフリーwifiを接続するときのセキュリティ対策
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