今や都内でなくとも駅前に行けば数多く見かけるネットカフェ、設置されているパソコンを気軽に使えることも特徴の一つですが、そのパソコンのセキュリティに関して考えたことはあるでしょうか。
今回は、気軽に使えるパソコンだからこそ知っておいて頂きたいネットカフェの危険性をお伝えします。
ネットカフェのパソコンは危険
まず、ご認識頂きたいのはネットカフェにあるパソコンは不特定多数の人が使用するということ。
多くの人が使用するということは、それだけ危険な状況に陥る可能性が高まり、代表的な脅威にはウィルスがあげられます。ウイルスによって個人情報が流出してしまったり、持参したUSBメモリにウィルスが入り蔓延させてしまうことも考えられます。悪意を持って情報を盗むために仕掛けられたものもあれば、ネットを閲覧中に感染する可能性もあるでしょう。
気軽に使用出来るパソコンだからこそセキュリティの意識は低くなりがちになってしまうのがネットカフェのパソコンの特徴なのです。
セキュリティ対策はどうなっているのか
ネットカフェに設置されているパソコンの多くは、再起動をするとパソコンが初期化されるような設定になっていることが多いですが、それも店舗によって決まりはなくバラバラだと言えるでしょう。
また、セキュリティ対策ソフトに関しても確実に導入されているとは言い切れません。
セキュリティ対策の信用度に関してはホテルや空港などの他の公共施設に関しても完全に信頼出来ないという点では同様です。
具体的な注意点
パスワードや個人情報を入力しない
意図をもって仕掛けられたウイルスに感染している場合、パソコンに入力されたパスワードや個人情報が勝手に記憶され、盗まれてしまう危険があります。
具体的な例を挙げるとネットバンキングやネットショッピング、yahooやGoogleなどのメールへのログインもネットカフェのパソコンでの利用は極力避けた方がいいでしょう。
USBメモリを使用しない
ウイルスに感染したパソコンにUSBメモリを挿して使用し、そのウイルスを自宅のパソコンや会社のパソコンに感染させてしまった例は珍しくありません。
USBメモリ自体の使用を禁止している企業も多くあります。
使用の制限をしていない企業でもネットカフェのパソコンでの使用にはリスクが伴うことを周知して、使用は控えるように伝えた方がいいでしょう。
使用したパソコンに情報は残して帰らない
インターネットの閲覧履歴や使用した後にゴミ箱に捨てたファイル等、個人につながる情報は使用者が思っているよりも多くパソコンに残ってしまいます。
残った情報から悪用されることや流出してしまう可能性もあるので、使用した分の情報は削除して、パソコンの再起動かシャットダウンをして帰るのが望ましいでしょう。
まとめ
ネットカフェのパソコンを利用する際には守るべき注意点があります。危険性を知り、個人がきちんとしたセキュリティの意識を持つことが情報漏えいなどの危機から逃れる最善の手段です。
情報の価値が日々高まっている昨今の社会だからこそ、自分や会社を守るための技術として知っておいて頂きたい情報をお伝えしました。
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