近年、「情報漏えい」という言葉を耳にする機会が多くなっています。2017年に施行された改正個人情報保護法も一つの理由だといえるでしょう。さて、みなさまはパソコンで作業をしている際に画面を見られていると感じた事があるでしょうか。さらに、離席時にはどのような対応をしているでしょうか。
今回は、多くの人が見落としがちなパソコン画面のセキュリティ対策についてお伝えします。
情報漏えいとは
情報漏えいとは、人為的なミス、システム上のトラブル、盗難・紛失など様々な理由でお客様よりお預かりしている大切な情報が外部に漏れてしまうことを言います。
テレビのニュースでも「○万件の個人情報が流出してしまいました」という報道を聞いたことはありませんか?もし、自分の会社が情報漏えいをしてしまったら?多額の賠償金を支払わなければいけない、対応・対策に追われる日々が続いてしまう可能性もあります。
多くの企業ではセキュリティ対策が立てられ、「パソコンの持ち出しには申請が必要」や、「USBメモリ」の使用禁止など従業員にセキュリティポリシーを守ってもらうことで情報漏えいを防止しています。
従業員の意識を変える必要がある

ある統計によると、セキュリティ対策をしていても情報漏えいの原因の約50%が人為的ミスやパソコンの紛失・盗難という結果が出ており、未だにユーザーの手によって多くの情報漏えいの事故が発生しています。会社の管理体制や運用ルールに問題がある場合もありますが、実際に動かしているのは従業員一人一人だという意識を持ってもらわなければいけません。
ニュースになるほど大規模に個人情報を流出してしまうケースは多くありませんが、社内であっても社外であっても常にセキュリティの意識を持つ必要があると考えています。
例えば、社内で従業員の給与計算を財務担当の方がしています。部下の人事評価を上長の方たちが行っています。それらが不必要に多くの人に見られてしまうのは個人情報の流出です。また、喫茶店や空港などで資料やデータの作成をしている方の画面にお客様の情報が出ていて、それを周りの人に見られてしまったら、それも個人情報の流出です。
仮に、悪意のある人がそれらの情報を手に入れてしまったら、どのような形で被害にあってしまうか分かりません。小さなことかもしれませんが、そのような部分から従業員の方々のセキュリティの意識を高めていく必要があると考えています。
具体的な対策
身近なところからセキュリティ対策をしてセキュリティの意識を高めようというお話をしましたが、なにから始めれば良いでしょうか。おすすめの方法を二つご紹介します。
画面保護フィルム
これはスマートフォンなどでご存知の方も多いのではないでしょうか。正面から画面を見た時は問題なく見ることが出来るのですが、左右や上下など角度を変えると画面が見づらくなり情報を見られる心配が少なくなるものです。
パソコンやディスプレイ用のものが販売されており、数千円から購入することが出来るので、特に外出が多い方におすすめしています。
離席時の画面ロック
特に社内でパソコンを使用することが多い方に習慣として身に付けてほしいとお伝えしているものです。
社外でパソコンを使用しているときは、パソコンを置いたまま席を離れるというのは盗難などの危険から、あまり見かけることはありませんが、社内でパソコンを使用しているときは、お手洗いや打ち合わせなど、ちょっとした離席の時だとパソコンをつけたままという方がほとんどだと思います。しかし、パソコンの画面をそのままにしておくと、公開してはいけないものを見られてしまうこともあるので、対策が必要です。離席をする時は必ず「Windowsマーク+L」を押下し画面ロックをしておくことをおすすめしています。
戻ってきたときに再度パスワードを入力し、ロックを解除する必要がありますが、そうしておくことで離席中に画面を見られることも、操作をされてしまうことを防止が可能だからです。
まとめ
お伝えしたように、情報漏えいは身近に起こりうるものです。それを防ぐためには、会社としてのルールを作成することも必要ですが、なにより従業員一人一人のセキュリティに対する意識を高めていく必要があります。
そのためには、情報漏えいのリスクについて伝えることも大事ですが、まずは身近な対策から実践することで日ごろから考えて頂けるようになるのではないでしょうか。是非、保護フィルムとパソコン画面のロックから始めてみてください。
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