流行している危険なウイルス
2015年、拡張子を「vvv」に変えてしまうランサムウェア
「CrypTesla」が話題になりました。
ランサムウェアの種類は増え、2016年に入っても猛威を振るっています。
ランサムウェアとは
ransom
主な意味:(捕らわれた人を解放するための)身代金、(人質などの)解放、取り戻し
パソコンのファイルを暗号化し、その解除と引き換えに金銭を要求するウイルスの事です。
さらに、拡張子を「locky」に変えてしまうランサムウェアは、
今年はじめに流行し、6月21日から23日に再度活性化を見せ、
総攻撃数の約半分が、日本を狙ったものという調査結果もありました。
パソコンで不正なプログラムが実行され、
ランサムウェアがダウンロードされてしまいます。
そして、徐々に活動を広げ、自分のパソコンや共有しているサーバのファイルを
暗号化していくのです。
感染経路は64%以上がメール!
ランサムウェアに感染してしまう経路の約64%が、メールからの感染でした。
また、34%がWEBサイトでした。
受信者がメールに添付されたファイルを不意にクリックしてしまったり、
メールに記載されたWebのリンクをクリックする事で感染します。
怪しいメールを判断する!
ランサムウェアに限らず、感染の恐れや詐欺の被害がある危険なメールの中で、
いかにも怪しいというメールであれば、危険を察知する事ができます。
ですが、一見、業務のメールと見分けがつかない巧妙なメールもあるのです。
・IDとパスワードを求める
・ウイルスに感染していると脅迫する
・○○から紹介を受けたと知らない名前が多い
これらに当てはまり、添付ファイルやURLに誘導してくるようなメールは、
危険と判断するようにしましょう。
最後に
現時点で、巧妙なメールで攻撃している例をお伝えします。
みずほ銀行(2016年7月7日)
[詐欺メール(フィッシング詐欺)にご注意ください]
http://www.mizuhobank.co.jp/crime/email.html
三井住友銀行
[不信な電子メールの例]
http://www.smbc.co.jp/security/phishingmail.html
ゆうちょ銀行(2016年04月14日修正)
[【重要】ゆうちょダイレクト(ゆうちょ銀行)を装ったメールやフィッシングサイトにご注意ください]
http://www.jp-bank.japanpost.jp/news/2016/news_id001151.html
ほんの一例ですが、警戒していなければ気にせずクリックしてしまいそうになります。
少しでも頭に入れておくだけで、甚大な被害を防ぐ事ができるかもしれません。